相模の大凧

磯部地区では・・・・・

上磯部地区の会場は、三段の滝下多目的広場になります。
ここは鳩川が相模川に合流する箇所になりますが、高低差が約20mにもなるため、滝を三段にして緩衝滞としていました。
現在は上流側に新たに大断面の分水路が作られています。
昔と今の景色は違いますが、当時はきれいな相模川、三段の滝には、たくさんのアユが泳いでいました。
目で川の中を泳ぐアユを見ることもできましたまた、屋形船で遊ぶ人たちもおり、風情ある時が流れた時代をへてきました。  
大正9年(100年前)の国税調査では上磯部村には80戸の人たちが暮らしていましたが、現在は800戸と大きく変貌してきております。
当時の凧の大きさは4間ほどだといわれ、今ほどの大きさではなかったようです。
上磯部会場で製作、凧揚げを行う凧の大きさは、6間と4間で詳細は以下の通りです。
 
◎ 6間凧: □10.8x10.8m(畳 72畳敷) 重さ約700kg 綱の長さ150m   
◎ 4間凧: □7.2x7.2m(畳 32畳敷)   重さ約300kg 綱の長さ100m

大きさ、重さがかなり違います。6間凧は、風速 8m以上必要と言われています。
4間凧は、6間凧を揚げる前に、風の強さや方向を確認するため、小さい4間凧を先に揚げています。
大凧は、風の強さ、向き、吹き方、揚げ方により色々な動きをします。
同じ動きはないのです、ですから風まかせ、風まかせ